【 報告 】8/8(木)全体会を開催しました。

2019.08.08  本市の地方創生の取り組みである「薩摩川内市竹バイオマス産業都市構想」の推進基盤である「薩摩川内市竹バイオマス産業都市協議会」の「全体会」を市内外の産学官金関係者約60名の参加の下で開催しました。

ご出席頂いた方におかれましては、お盆前のご多忙にもかかわらず誠にありがとうございました。

全体会の部では、まず初めに役員選出が行われ、協議会会長に中越パルプ工業(株)川内工場 下川工場長、副会長に永田副市長、事業協同組合薩摩川内市企業連携協議会の田中理事長が再選出されました。分科会幹事の選出では、現在の幹事会社が再任され、これまでのネットワークを生かし、更なる取組の加速化・深化を目指すこととなりました。

その後、昨年度活動内容および今年度活動計画について事務局より報告が行われました。今年度は第1分科会「産業用高機能材料分科会」、第2分科会「生活市場向け製品分科会」、第3分科会「竹セルロースナノファイバー活用促進分科会」を『事業分野』、第4分科会「竹バイオマス・エネルギー分科会」、第5分科会「竹の収集・処理地域システム分科会」を『基盤分野』として関連プロジェクトを横断的な情報交換・意見交換の場と位置付けることになります。さらに、プロジェクトごとにワーキンググループを設置し、関係事業者を主体に取組を着実に進めて行きます。

※上記のワーキンググループについては、参加意向確認の文書を後日発送いたします。ご関心のあるワーキンググループへの加入をお願い致します。

また、第5分科会幹事の近藤幹事より、竹の産地証明(トレーサビリティ)についての情報共有が行われました。

第2部「セミナーの部」では、「竹を活かしたエシカルなものづくり 未来を作る竹タオルと竹洗剤」と題し、エシカルバンブー(株)代表取締役社長 田澤 恵津子様より山口県防府市で竹を活用して地域の方々と一緒になって竹の調達から製品作りをされているお話をお伺いしました。

続いて、「純国産メンマ作りによる竹林整備」と題し、糸島コミュニティ事業研究会 主宰 日高 栄治様より、これまでにない「純国産メンマ」を幼竹を使用して作る、「出るを抑える」新たな竹林整備の手法として、全国レベルで事業が進められているお話をお伺いしました。

最後に、「チャレンジができる無限の資源”竹”~使って・利益を生みリスクを回避 今、新たな顧客の創出を~」と題し、薩摩川内市地域おこし協力隊黒木地区担当として活動されている下村 大樹様より、竹を活用した地域活性化プロジェクトについて、住民の方々と共に活動されているお話や、今後の構想についてお話頂きました。

第3部「情報交換会の部」では、講演者や会員間での名刺交換や情報交換が行われ、新たな繋がりの場となったのではと思います。

薩摩川内市竹バイオマス産業都市協議会は今年で設立5年目を迎えることが出来ました。今回の全体会を契機として、市内外の産学官金連携により、更なる取組の加速化や具現化、大きな目標である地域の産業振興や雇用創出を目指して活動を進めて参ります。