川内駅平佐口に新たに竹灯篭イルミネーション”Sの森の循環”が登場!

〇本協議会会員の「森林と陽成竹振興会」が設営を手掛けた陽成地域の竹を活用したイルミネーションが、川内駅平佐口(東口)コンベンションパーク(今年8月オープン)のエントランスゲートにお目見えしました!

〇今回は、「森林と陽成竹振興会」 が取り組まれた、こちらの竹灯篭イルミネーションについて、コンセプトや製作過程をご紹介します!

点灯前の様子

〇まずはじめに、今回のコンセプトについて、森林と陽成竹振興会の代表、伊藤さんに伺いました。

【コンセプト】

”Sの森の循環”

 「生態系の循環、まちや竹林の循環の中で私たちは生活を営んでおりますが、私たちの人生もライフサイクルと呼ばれるように循環のひとつであると表現できるのかもしれません。」

 「そして『Sの森』はせんだいのS、実施主体であるS CUBEホテルのS、そして循環を表すスパイラル(Spiral)のSをイメージしておりますが、皆様が竹灯篭を眺めながら素敵なSを見つけてくださることを祈っております。」

〇生態系やまちの”循環”を感じられる素晴らしい展示になっています!それでは、製造過程をご覧ください!

【製作過程(枠組み)】

枠組みの製作には4mの真竹およそ80本を使用しました。伐採後、綺麗な緑を保持するためしっかり洗います。
設置場所に持ち込み、設置する場所に合わせて竹の長さを確認します。
レイアウトに合わせてしっかりと固定するため、根気強く結び形作っていきます。

【製作過程(竹まり)】

竹まりは、まず竹を縦に割り、さらに1本1本細くした竹ひごを作ります。均一かつ曲げた時に折れない太さになるように、熟練の技が光ります。

この竹ひごをいくつか組み合わせて竹まりに仕上げていきます。竹の特性である「しなり」を利用してできる球体ですが、きれいな形の球体を作るのは難しい!

こちらでは、竹まりの中に入れるボールをつくっています。ライトアップされていない時でも楽しめるようにと、一つ一つに気持ちを込めて!ボールに使われている布はリサイクルの布を使っています。
輪切りにした竹を組み合わせた竹チェーン

〇「森林と陽成竹振興会」 の思いがつまった竹灯篭イルミネーションの完成です!!

枠組みの外側には、月やらせん状にドリルで穴を空けた竹あかりを配置します。暖色系のライトで美しく浮かび上がる様子はとても幻想的です。
11月27日に開催された点灯式には、新たなスポットとなった川内駅コンベンションパークに約400名の方が参加され幻想的な竹あかりを楽しまれました。


〇「S CUBE HOTEL by SHIROYAMA」さんが行っているこのイルミネーションは、竹灯篭の他にホテル南側壁面でのツリー型大型イルミネーションも点灯されており、2022年2月上旬まで展示が続きます!期間中に是非お立ち寄りください!