【 報告 】2/22(月)全体会を開催しました。

令和3年2月22日(月)、本市の地方創生の取り組みである「薩摩川内市竹バイオマス産業都市構想」の推進基盤「薩摩川内市竹バイオマス産業都市協議会」の「全体会・セミナー」を開催しました。

今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、会場では人数制限等の対策を講じ、また市外会員も同時に参加いただけるよう、Zoomを用いたオンライン同時開催となりました。(出席者数 会場:23名、オンライン:32名)

全体会の部では、事務局より昨年度と今年度の活動報告、第5分科会の原田幹事より竹のトレーサビリティ(産地証明)の必要性や認証状況についての情報共有を行いました。

セミナーの部では、2名の方からご講演、また鹿児島県工業技術センターより情報提供を頂きました。

まず初めに「竹チップ、竹パウダー(乳酸発酵竹粉)の利活用」と題して、熊本県立大学 博士(環境共生)研究員 野口 慎吾様よりご講演をいただきました。熊本県上益城郡山都町で、竹パウダーを農業に活用している事例について、多くのデータをお見せいただきました。

次に、「竹を活かした循環型社会を創る」と題して、株式会社 テオリ 代表取締役社長 中山 正明様よりご講演をいただきました。竹集成材で作られる家具・インテリア雑貨の製作や、また、枝葉や径の細い部分は土壌改良材や天然塗料、入浴剤の原料として使用するなど、竹を丸ごと使う仕組みについて、お話を伺いました。

最後に、鹿児島県工業技術センターより「CNFに関する取り組みと導入機器紹介」がなされ、来年度導入予定のCNF製品開発支援のための分析機器(3種類)に関してお話しいただきました。

※セミナーの登壇者は全員オンラインでご講演いただきました。

ご出席いただいた方におかれましては、ご多忙にもかかわらず誠にありがとうございました。

当協議会では今後も市内外の産学官金連携により、更なる取組の加速化や具現化、大きな目標である地域の産業振興や雇用創出を目指して活動を進めて参ります。今後とも皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。

(資料は後日、会員専用ページに掲載いたします。しばらくお待ちください。)